しろも
今日、新しい「しろも」を使い始めました。
新年だから、ではなくてちょうど前のを使い切ったから(苦笑)
あ、しろもというのはしつけ糸のことです。
ドレスを縫うようになってから、しろもの出番が増えました。
それまで縫っていた、リアルクローズというのでしょうか、普段に着るような服ではしろもの出番は殆どありませんでした。
縫い代付きの型紙を使って裁断、出来上がり線の印はつけずにミシンをかける、という縫い方自体はドレスもリアルクローズも変わりはありません。
ですが、ドレスの生地はつるつるしていたり伸びるものが多く、ピンで止めただけでミシンをかけると、ずれてうまく縫えないことが多いんですね。
なので、しつけ縫いが欠かせないというわけです。
しつけ糸で縫った後、ほぼ同じ位置をまたミシンで縫うというのは、ある意味2回縫うようなもので、時間と手間が倍になります。
でもそうしないと正確には縫い上がらないのもまた事実。
どんなにすばらしいデザインが描けてもそれを立体化できなければ良いドレスにはならない。
どんなにシャープなパターン(型紙)を起こせても、型紙どおり正確に縫い上げられなければ、意図したシルエットを出せない。
正確に縫い上げられても、ミシンの縫い目がつれてシワシワになっていたり、よじれていたらせっかくの生地も台無し、美しいドレスにはならない。
時にはそんなにこだわらなくても。。。。と思うこともあります。
多くのお客さまはそんなところまで気づいてないだろうな、
と思うこともあるし(苦笑)
でもやっぱり譲れないは性分なのかな、と思います。
その割に主婦としての私の家事は。。。なのですが(汗)
今年も、たくさん素敵なドレスが作れるよう頑張ります、よろしくお願い致します。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント